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10月
24

【中国新聞趣聞~チャイナ・ゴシップス】南シナ海仲裁判決、中国の「次の一手」に備えよ:「判決無視」を許せば、世界は暴走を止める術を失う:福島 香織[7/20]

2016/10/24(月)15:44:05 ネット・ネタ
まえがき:
1ジャン・ポール◆Vkp7zYl5.c2016/07/20(水)21:44:25 i7T

一部を抜粋

主な内容は、1、中国が主張する九段線内の資源についての“歴史的権利”の主張は法的根拠がなく
国連海洋法に違反している。2、中国側が礼楽灘で資源採集しているのはフィリピンに対する主権侵
害であり、中国側は南沙諸島のサンゴ礁生態系に回復不可能なほどに損害を与えている。3、中国側
漁民の南シナ海における大規模なウミガメ漁、サンゴ漁はサンゴ礁生態系を破壊しており、これを停
止させないのは中国側の責任である。4、中国台湾当局が実効支配している太平島を含め、南沙諸島
の島々は岩礁であり島ではない。したがって、EEZ(排他的経済水域)も派生しない。5、天然の美済
礁、仁愛礁、渚碧礁はすべて満潮時には水面下に隠れ領海も、EEZも、大陸棚も派生しない。中国の人
工島建設はすでにフィリピンの主権権利を侵犯している。

すぐさま戦争が起きる、とは私は考えていない。なぜなら提訴した当事者のフィリピンの新しい大統
領は判決を歓迎するも、かねてから「絶対戦争はしない」と言明しているからだ。現在の大統領の
ロドリゴ・ドゥテルテは大学でフィリピン共産党の指導者シソンに師事した左派だ。新内閣にも
フィリピン共産党から4人の閣僚を起用。フィリピン共産党に中国系資金が入っていることは結構知ら
れた話であり、親中色の濃い内閣といえよう。ドゥテルテ自身は判決が出る前から「事態が動かない
ならの二国間協議で解決」ということを言っており、中国側は経済支援を申し出る代わりに判決を棚
上げし、南シナ海の共同開発という形に懐柔していく方針に自信をもっている。ドゥテルテ政権は、
とりあえず中国の一方的な条件付き対話は拒否し、より良い条件を引き出そうとしているが、対話で
解決する方針は維持している。

年内にスカボロー礁の軍事施設を完成させることは習近平自身の厳命であると香港消息筋から流れて
いる。「出て行ってください」と口頭で言っても中国が素直に聞く耳をもつわけがない。中国に完全
撤退させるには、相応の強制力が必要で、それは経済制裁か軍事制裁ということになるが、中国にそ
ういう圧力をかけることができる国が世界にいったいどのくらいあるのか。

「戦争する気まんまん」の中国と「戦争は絶対しない」と公言するフィリピンの話し合いは中国有利
に決着すると考えるのが妥当だろう。

中国は口では「平和の庇護者」を名乗り「平和的話し合いで争議を解決」というものの、これは棍棒
を片手にした話し合いだ。判決が出る前日まで南シナ海で南海・東海・南海の三艦隊合同の大規模実
弾演習を行い、そのビデオ映像をネットやテレビで繰り返し流すなどして絶賛「戦意高揚」プロパガ
ンダ中である。地方では反米抗議デモが若干起きている。海外華僑も各地で抗議活動を行っており、
ハーグの仲裁裁判所前でもオランダの華僑・華人組織が、判決無効の垂れ幕を掲げて抗議集会を行っ
た。

勇ましい人民日報系環球時報は判決が出る前から「米国が機会に乗じて挑発することがあれば、必ず
反撃する」「挑発にはがまんしない」としている。

こういう中国の「戦争やる気モード」を前に怖気づいて、国際社会の総意として出した仲裁案を棚上
げして中国と話し合いによって、中国の思惑通りの結果になったとする。これは、当面の南シナ海で
の軍事的衝突、軍事的緊張をうまく回避できたという点で、ひょっとするとほっと胸をなでおろす人
もいるかもしれない。だが、この結末はより大きな危機の始まりともいえるのだ。

つづく

省略部の詳細はソースで
日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/218009/071800056/
2ジャン・ポール◆Vkp7zYl5.c2016/07/20(水)21:44:48 i7T

つづき

こうなった場合、早晩、南シナ海の島々に解放軍のレーダーやミサイルが配備され、南シナ海の中国
軍事拠点化が完成する。南シナ海は中国海南島にある戦略核ミサイル原潜の基地の接続水域であり、
南シナ海の島々の中国の軍事拠点が完成されることで、この海域は中国原潜のサンクチュアリとなり、
米国の影響力を第二列島線の向こうまで後退させるという戦略目標への実現の一歩となる。

南シナ海は東シナ海とつながって第一列島線の内側を形成するので、南シナ海の軍事拠点化が完成す
れば次は東シナ海が狙われる。尖閣諸島をめぐって日中の軍事的対立、緊張が今以上に高まることに
なるわけだ。

もう一つは、「国際社会」の権威の失墜が明らかになる。国連という枠組みの国際社会の秩序の中で
法律に基づいて決めたことが、強大な軍事力と経済力を持てば無視できることを中国がその行動で示
すことになる。かつてそれをやったのは、ルールメーカー自身であった米国だけだった。国際イメー
ジを損なう、国際社会で孤立する、と常識のある国にはできない選択を13億の人口と世界第二位の経
済規模をもつ中国はやってしまい、国際社会は中国を制裁できないどころか、アンチ米国のロシアや
アフリカや東南アジアの小国60か国が中国支持に回る。こうなっては国際秩序や国際ルールって何な
のだ、という話になる。現在の国際ルールは、すでに無力化し、強大な軍事力と経済力を持つ国が粗
暴な恫喝と懐柔で、新たなルールメーカーになろうとしている。南シナ海における今の中国の動きは、
そういう意味もあるのだと想像する。

そう考えれば、仲裁裁判所の判決が中国の主張を退けてよかった、と安心するのは早い。中国が判決
に従わざるを得ないように、経済力、軍事力を備えた外交力を駆使してプレッシャーを与えていかね
ばならないこれからが、正念場といえよう。

省略部の詳細はソースで
日経ビジネスオンライン
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/218009/071800056/
3国交断絶◆NHPcSDRh3s2016/07/20(水)23:37:29 gHl
戦争を弱そうな、所に仕掛けるしかないだろ
4名無しさん@おーぷん2016/07/21(木)00:41:59 oWi
鳥越にこの問題の見解を聞きたい
http://blogos.com/article/184017/
鳥越は「現実逃避ジャーナリスト」
5名無しさん@おーぷん2016/07/21(木)19:50:47 44R
世界は

いや、それを(ry
6名無しさん@おーぷん2016/07/21(木)21:34:54 DqC
古来より「属国民」だった朝鮮人共に「支那討伐」という汚名返上の機会を与えてやろう。
7名無しさん@おーぷん2016/07/22(金)01:29:26 M52
アメリカも仲裁裁定を無視した過去がある


グダグダだな国連は
あとがき:
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